年明け前に Github Copilot Free プランが提供開始されました。
提供開始から数週間経っているので、既に多くのブログ等で利用手順は紹介されていますが、社内共有も兼ねて今回は手順を説明していきたいと思います。
Github Copilot とは
今回は利用手順をメインにしたいのでざっくりと概要を説明します。
Github Copilot は利用者のコーディング支援を行うサービスです。AIによるコード補完、コードの説明のほか、AIとコードに関連する様々なチャットを行うことができます。チャットを通してゼロからのコード提案、コードの修正を行うこともできます。
■コード補完
グレーがAIが補完してくれているコードです。

■チャット(コード提案)

Visual Studio Code での Github Copilot Free 利用手順
①Github アカウントの作成
サインアップページの指示に従ってGithubの個人用アカウントを作成します。Freeプランは個人用アカウントでのみ利用することができます。
②Github Copilot Free の有効化
作成したGithubアカウントにサインインします。
サインイン後画面右上に表示されるユーザーアイコンをクリックします。デフォルトアイコンはキャプチャの色違いのアイコンだと思います。

表示されたメニューから [Your Copilot] をクリックします。

[Start using Copilot Free] をクリックします。

Copilot の有効化は以上で完了です。
③Visual Studio Code でのCopilotの利用
※Visual Studio Code のインストールについて詳細は省略します。特にこだわりがなければ Microsoft Store からインストールするのが一番簡単だと思います。
以下は Visual Studio Code での拡張機能のインストール方法の説明になります。Visual Studio Codeから直接拡張機能をインストールしていただいても構いません。
Github で Copilot を有効にした後に表示されるページで [Visual Studio Code] をクリックします。

[Install] をクリックして、Visual Studio Code を開きます。

Visual Studio Code でも [Install] をクリックします。

[Signing in to Github] をクリックして、作成した Github アカウントにサインインします。
Visual Studio Code を許可するかというような英文が表示されるので許可をクリックします。

Visual Studio Code を再度開くと画面右側に Copilot Chat が表示されます。ドラッグすることで左のナビゲーションバーに追加することも可能です。
チャットだけでなくコード補完も可能です。
※推奨設定
Github の [Your Copilot] から [Suggestions matching public code (duplication detection filter)] を Blocked、 [Allow GitHub to use my data for product improvements] を無効にすることをオススメします。
この設定によって著作権の侵害する恐れのあるコードが提案される可能性を減らし、自分のコードが利用されることを防ぎます。

Github Copilot Free の制限
Free プランでは利用量に制限があります。
コード補完が月2,000回、チャットが月50回まで利用することができます。
他プランとの違いの詳細は以下で確認できます。
GitHub Copilot のサブスクリプション プラン – GitHub Docs
さいごに
今回は Visual Studio Code での Github Copilot Free の利用手順について説明しました。キャプチャを多めにしたので面倒な印象を持ったかもしれませんが、実際には5分もあれば利用を開始することができると思います。
Free プランはコードを書き始めた人やコードを書く機会があまりないような人にオススメです。
一方でがっつりコードを書く人にとってはすぐに使用上限となってしまって Free プランは少し物足りないかもしれません。有料版も使いやすい価格になっているので、まずは Free プランを体験して必要であれば有料版にアップグレードするのもいいと思います。
ここまで閲覧いただきありがとうございました!