皆さんこんにちは。進藤(S.Y.)です。
私は毎年GWに青森県弘前市で開催される津軽三味線世界大会に出場しています。
年が明けて大会が少しずつ近づいてきたということで、今回は最近の大会に向けた練習について書かせていただきました。

大会で演奏する曲

大会の要項には「津軽民謡を基調にした曲弾き演奏」とだけ書いてあり、この曲を弾いてくださいという指定はありませんが、出場者のほぼ全員が「津軽じょんから節新節」の「曲弾き」を演奏します。
ここで「津軽じょんから節新節」と「曲弾き」について簡単に説明させていただきます。

津軽じょんから節新節
津軽じょんから節は津軽五大民謡の1つで、津軽民謡の中では最も有名な曲です。
時代のよってテンポやリズムが変化し、現在は4種類のじょんから節があります。
新節はその中の1つで、特徴はスピード感のあるテンポと複雑なフレーズが多いことです。

曲弾き
曲弾きとは、主に津軽五大民謡を演奏する際に見られる演奏スタイルの1種で、唄や太鼓と合わせるのではなく、津軽三味線1本だけで演奏するというスタイルです。

津軽じょんから節新節の曲弾きは、奏者の性格やその日の体調などが現れやすい曲と言われていて、津軽三味線の大会ではよく演奏されています。
私も大会では津軽じょんから節新節の曲弾きを演奏します。

昨年の反省点を改善する

以下の音源が昨年の大会本番での演奏です。

 

 

反省点は大量にあるのですが、特に「テンポ」と「叩き方」がよくなかったと思っています。

  1. 「テンポ」に関して
    テンポは同じ曲でも奏者ごとに異なります。
    私は本番で自分の前の奏者のテンポにつられてしまい、練習していたときよりもかなり速いテンポで演奏してしまいました。
    その結果、複雑なフレーズの部分で指が追い付かず、細かい音が聴きとりづらくなってしまいました。
    今年は普段の練習から自分のテンポを意識して、本番で速くならないように気を付けたいと思います。
  2. 「叩き方に関して」
    「叩き方」とは、撥を三味線の胴に打ち付ける動作のことです。
    昨年は撥を振る右手がかなり力んだ状態で演奏していました。
    右手が力んでしまうとミスが多くなり、叩きの音質も悪くなります。
    今年の大会では脱力した状態で正確に撥の操作ができるよう調整していきます。
  3. 「ゆり」の向上
    「テンポ」と「叩き方」の改善の他に、「ゆり」という基礎動作の質を向上させる必要があると思っています。
    「ゆり」とは、演奏中に左手を小刻みに動かすことで1つ1つの音に「ビブラート」をかけるような効果がある基礎動作です。
    「ゆり」は曲中のほぼ全ての音に対してかける必要がありますが、なかなか難しく、昨年の時点では1曲演奏する中でできていない箇所が何箇所もありました。
    今年はなるべく全ての音に対して「ゆり」をかけられるよう練習していきます。

最近はこのようなことを意識しながら大会に向けて練習しています。
これらの要素を改善・向上して、昨年より順位を上げられるよう頑張りたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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