今年の津軽地方は、近年、記憶にないほどの豪雪に見舞われた。正月には車を出せないほどの積雪。
それに耐え、年度末の嵐のような納期を過ぎ、漸く、当地にも春がやってきました。
雪国に暮らす人々の春を待ちわびる気持ちは、雪の降らない地域の方たちとは、一味も二味も違うと、思っているところです。
「なぜ、こんなところで暮らしているのだろう?」と自問してみても、ここが故郷なんだから仕方ありません。
でも、三月に入ると、明らかに雪の降り方が変わるのです。三月にも吹雪はあるのです。
しかし、私たち雪国の民は、確かに冬将軍の勢いが弱まってきたことを感じ取ります。敵は逃げようとし始めているのです。我々は、忍ぶに忍んだ日々を忘れ去り、こんな豪雪地帯に暮らす不幸も忘れ、あちこちに生まれる春の足音を微かに聞き分けます。単純です(^^)。
弊社でも今月、新人社員たちが入社しました。「ようこそ、ページワンへ!!」自らを律して、自らが声を出してチームに溶け込めるかどうかが、最初の関門です。仕事を楽しみ、自分の生活を楽しめるか、鬱々とした悩みばかりの毎日になるか、全て、あなた次第です。
私が若かりし頃、過ごした昭和の「明日は今日よりよくなるさ」は、当の昔に過ぎ去り、明日をよくするためには、自分がドライバーになって切り開くチカラが求められる世の中になってしまいました。その分、大きなチャンスもあるでしょう。青森という消滅都市に挙げられている街に暮らしていても、この時代、チャンスは幾らでも転がっている。それを掴みにいける人間になって欲しい、と毎年、願いは同じです。
世界はアメリカが主導してきた自由貿易の枠組みを、トランプが破壊しつつあります。「アメリカ・ファースト」が叫ばれるたびに、身がすくむ思いと憤りが沸き上がりますが、自分たちのやれることをやっていくだけです。明けない夜も、終わらぬ冬もありませんから。
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